現実に帰ってきた

金曜の夜、レスタミン240錠、ブロン55錠、クエチアピン3錠、ハルシオン2錠飲んだ私。

もし死んだら死体が早く発見されるように部屋の鍵は開けておいた。(死ぬ量なのかは知らないけど)

薬が回るまで、スマホで音楽を聴きながらツイッターを眺めていた。

それがいけなかった。ジムの先輩にチャットを送ってしまい、素早くそれが近くにいた先輩に伝達され、私は三次救急に運ばれたらしい。

気づいたらICUのベッドの上。右隣のおじいさんが亡くなるのをぼーっと見ながら、よくわからないまま過ごした。

記憶はほぼないが、何度も意味のわからないことを口走り、ベッドを降りようとして看護師に怒られた。あの看護師の冷たい目はいつまでも忘れられないと思う。

土曜日の午後には退院の許可が出たけど、私はまだ薬が回っていて現実がよくわからない状態だった。

救急車で運ばれて、靴がなかったから裸足で帰った。冷たい看護師が、病院のサンダル貸すからそれ履いてタクシーで帰れって言ってきたけどなぜか拒否って歩いて帰ろうとした。でも家がどっちかわからなくて裸足で雨の中ぐるぐる歩いてた。まだ何が起きてるかよくわかってなかった。

歩いてたら目の前にパトカーが止まって、探してたんだよ、とりあえずパトカー乗って、と言われて素直に応じた。

おまわりさんは見たことある人だった。2人とも。一人は実家にいた頃に自殺未遂で関わった人だから私と関わったことあるお巡りさんを集めて探してたのでは、と今になって思う。管轄も別のはずだ。お巡りさんが私をパトカーに乗せた後冷たい目でこっちを見たのを覚えている。

私はなんでこんな迷惑者扱いされなきゃいけないのか、と思ったけど、そりゃそうだ、自分で死のうとした人を助けたい医者や看護師なんていないだろう、生きたくても生きれない人を助けようって時に死にたがりがきたのでは迷惑だろう。

警察だって何度も死ぬ死ぬ言ってその度にメンヘラの対応させられるのは可哀想だ。警察の仕事じゃないし。

でもわかってほしい、私だって辛いんだ。辛いから死のうとしたんだ。いつのまにか障害を背負わされて、一人で抱えるしかなくて、治る見込みもないまま、虚無感を抱え続けてそれでも生きなきゃいけないなんて辛すぎる。

精神科に行っても薬を出されてカウンセリングで適当にあったことを話すだけ。治る気がしない。

救急車を呼んだ先輩からもめっちゃ怒られた。

やるせない。

ODしてから、家の周りを誰かに取り囲まれているような妄想が止まらなかったり、自分が生きてるってことが不気味ですごく怖いことに感じて平常心でいられない。多分脳にもかなりダメージがいってるんだろう。

ああもう何が言いたいかもわからない。

ただ逃げたかったんだ。次はどうやって死のうか考えている。

警察も病院も、助けてはくれない。一人でこの障害と付き合うしかない。そして死ぬときは幸せを感じれない人生が急に終わるなんて考えると、もう何も救いはないと感じる。

普通に生きたかっただけなのに。